バイクユーザー車検に初挑戦

はじめて、バイクユーザー車検に挑戦してきましたので、そのことについて書きたいと思います。

 

 終わったうえでの感想としては、車検場の係の方が方法を教えてくれるので、それほど難しくありませんでしたし、バイクについての知識も増え、自分で出来るバイク整備項目も増えたので挑戦して良かったです。

 

まず、準備したことは以下です。

 

(1)事前にバイクの状態をチェックして必要な個所を整備する

 ネットで検索したら出てくると思いますが、点検整備記録簿(バイク用)というのがあるので、それを見ながら点検を実施します。

 点検したところ、前輪タイヤがスリップサインが出る少し前だったので、安全のためバイク用品店で交換してもらいました。なぜか、後輪タイヤはまだ溝が残っていて、もうしばらくは大丈夫そうでした。前輪と後輪で摩耗する速さが違うんですね。車重が前輪側に多くかかっていることや、自分がブレーキングで意図的に後輪ブレーキを弱めに使っているからかもしれません。前のバイクでは後輪の方が早く摩耗してたので、前輪を強めに使っていたのですが、今後は後輪ブレーキをもう少し多めに使おうかなと思っています。

 ちなみに、バイク用品店で前輪だけ交換したところ工賃込みで3万円程度かかりました。最近、自動車のタイヤもイエローハットで交換したのですが格安タイヤが4本で工賃込み3万円弱でした。バイク用は高いとは思っていましたが、それにしても1本なのに高いですよねぇ。交換したあとに、Amazonでバイク用タイヤを検索したところ、安く、交換をしてくれるバイク整備工場も指定できるようです。自分で電話して工賃確認したり予約しないといけませんけど、次回からはこっちにしようかなと考えてます。因みに、前後セットだとバイク用品店も安売りしてたので、そんなに違わないかもしれないです。

 前輪と後輪は以下の製品ですね。NANKANが安くて評判良さそうでした。

前輪:バイク用タイヤ120/70ZR17

後輪:バイク用タイヤ180/55ZR17

 

 もう一か所、ドライブチェーン遊び調整をしました。チェックしたところ、基準の25mm-35mmよりも少し弛み気味でしたので、リアアスクルナットとアジャスタロックナットを緩めて、アジャストボルトで調整しました。調整の時にはノギスで測りながら左右の位置が同じ位置になるように、ドライブシャフト左右のドライブチェーン摩耗インジケーターを見つつ位置決めして、張りすぎたらタイヤをキックして緩めてと、何度か調整をし直したうえで、タイヤを回してみてブレてないかチェックして終了です。

 リアアスクルナットには27mmソケットが必要だったので、以下の工具を購入しました。リアアスクルナットの締め付けトルクは98Nmです。アジャスタロックナットは27Nmです。

Amazon | スーパーツール ソケットレンチ用ソケット 12角 NHS427 差込角:12.7×対辺:27mm | ソケットレンチ

 以前のバイクでは何となく素人の自分が駆動系をいじるのは怖くて、近くの二輪館の整備工場で実施していただいていたのですが、乗車してみてもタイヤがブレるようなこともなく、素人でも出来るもんですね。

 

 ネットでダウンロードしたバイク用の点検整備記録簿に沿って点検を行った結果、他の点検項目は問題なしでした。

 チェーン清掃とオイル注油をついでに実施しておきました。灯火類等、全部必要なチェックですが、特にブレーキパッドの摩耗は点検したほうが良いなと思いました。

 

(2)必要資料の準備と予約

 以下のものを事前に準備しました。

①自動車車検証

自賠責保険証明書の現在の物と新しい物 

 新しい物は、車検場近くに保険代理店窓口があるのでそこで購入しました。

③二輪の自動車税の納税証明書

④点検整備記録簿(バイク用)→これは結局提示を求められなかったです。

 

 ネットで車検の予約をしました。私の場合、ハンドルを交換しているため、グリップエンド間は車検証記載とほぼ同じなのですが、純正品のブレーキレバーとクラッチレバーの端の間隔を図ると少しだけ許容範囲(±2cm)をオーバーしているようです。

 そのため、構造変更申請で予約をしておきました。

 

(3)車検当日

 車検場に行き、窓口で予約していることとバイクユーザー車検に来たことを伝えると、自動車重量税納付書と継続検査申請書を渡されました。

 必要事項を記入して、収入印紙を購入しに、別の窓口へ行きます。5900円でした。検査登録印紙500円+審査証紙1600円+重量税印紙3800円です。

 次に自賠責保険を購入しに、車検場の外にある保険代理店で購入します。24か月分ですね。前の保険が車検満了日の1か月先まであるので、そこから2年間分です。

 

(4)いよいよ検査レーンへ

 必要書類を持って、検査レーンへ行きます。係の人に初めてのユーザー車検であることを伝えて書類を渡すと、「構造変更ですね。どこが変わったのですか?」と聞かれたので、「ハンドルとフェンダーレスです」と説明し、メジャーで測ってみるとグリップエンドは大丈夫で、レバー端の間隔だと3cm幅広になってました。「2cmまではOKなので微妙ですけどねぇ、構造変更になりますね。」とのことでした、やはり、グリップエンドと、レバー端の両方を図るんだなぁ。

 バイク長は前後のタイヤ端を同じくメジャーで計測しましたが、不思議と同じ長さでした。それならレバー類をショートレバータイプのものやフォールディングタイプのものにしておけば、構造変更にはならなかったことになります。構造変更にしたことで1週間程、車検期間が短くなってしまいましたので、もったいないことをしたかもしれません。

 そのレバーですが、こんなタイプのレバーです。

2019-2021 2020 CBR 650Rモーターサイクルアルミブレーキクラッチレバー

 

 その後、灯火類(ハイビーム、ロービーム、左右ウィンカー)とクラクションのチェック、前輪ブレーキチェック、スピードメーターチェック、後輪ブレーキチェックを行いました。問題なしでした。

 次に、排ガス検査です。プローブをマフラーに自分で入れてチェックしました。

 そして、ライトの光量・光軸検査です。途中でハイビームにしてと言われるので、ハイビームにして待機します。

 

 ここで、光軸が下に向きすぎていることがわかりました。さすがに新車の初回車検だし、カウルにライトが固定されているタイプのバイクなので大丈夫だろうと思っていたのですが、事前に光軸チェックをテスター屋さんで実施しておいたら良かったですね。検査レーンの係の方から、光軸がどうずれているかを書いた紙を受取って、車検場を後にしました。

 

(5)車検場近くのテスター屋さんで、光軸調整

 Googleで探した近隣のテスター屋さんに向かい、光軸をチェックしてもらいました。CBR650Rの光軸調整方法は知らなかったのですが、テスターにかけたまま、係の人がドライバーやスパナを使って光軸調整をしてくれました。自分はバイクに跨ってるだけです。テスター屋さんの料金は確か1500円だったように思います。

 

(6)再検査

 検査レーンに向かい、光軸で不合格になったので再検査ですと伝えて、再度光軸検査です。今度はスムーズに合格し、最後に、構造変更なので、車重を計測して検査は終了です。

 

(7)再度窓口へ

 窓口で車検証とナンバープレートに張り付けるシールを受取って無事終了です。

 

平日だったこともあり、さほど混んでなくて、2時間くらいで終わりました。