ハンドル交換時に壊してしまったグリップヒーターを交換しました。
以前のグリップヒーターはホンダ純正のが装着されていましたが、新たに取り付けたのはデイトナ製グリップヒーターです。
純正のグリップヒーターなら、すでに純正の配線やコントロールユニットが付けられているので、その分、交換作業も楽になりますが、値段が高い(2万円オーバー)。
Amazon.co.jp: Cbr650r グリップヒーター
スイッチ分離型と一体型で悩みましたが、ハンドル回りが既にゴチャゴチャしているので、一体型を選択しました。
数社から発売されています。Kaedear社はスマホホルダーを使っていて、しっかりした製品を作る会社だなと信頼感はあったのですが、Kaedearのグリップヒーターは120mmのグリップ長だとNGだそうなので見送り、デイトナ社製のものにしました。
アマゾンでクリックして到着。説明書には、まずは製品が正常かのテストをするように書いてありましたので、バッテリーに直結して暖かくなるかチェックしました。無事温まります。
で、さっそく作業開始。以前のグリップヒーターが繋がっていたアクセサリ電源を使って取り付けていきます。
必要な部材は、以下のとおりでした。
①デイトナ製グリップヒーター
デイトナバイク用グリップヒーター4段階温度調整スイッチ一体型
②絶縁テープ(耐熱のもの)
③結束バンド
④熱収縮チューブ(ケーブルむき出しの部分のカバーとして使用)
⑤キタコ(KITACO) コネクターセット HM防水タイプ 2極 メス
⑥キジマ(Kijima) スロットル スロットルパイプ 120mm ホンダ用 CB250R(MC41) GROM モンキー125 CB400SF/SB NC750 等 201-5351
まず、リアシート、シングルシートを外し、次に、両サイドのサイドカバーを外します。そして、イグニッション周りのカバーを外して、ガムテープをつっかえ棒にして、タンクを浮かせます。(詳細手順は省略。他のブログに詳細あります。)
グリップエンドを外します。(写真は右ハンドル)
スイッチボックスを外します。
スロットルハウジングを外します。
そうすると、スロットルコーンが抜けるようになるので、クリップオンハンドルバー
のネジを緩めて、抜きます。
無事に抜けました。
次にスロットルワイヤのタイコをスロットルスリーブから抜きます。
このようにくるっと半回転させると、以下の写真のようになり、簡単に抜けました。
取り付ける時は逆の手順になります。
左ハンドルも同様ですが、タイコ外しがない分、グリップをマイナスドライバーでグリグリして外す必要があります。
で、新しいグリップヒーターの配線です。
浮かしたタンクの左側にアクセサリ電源ソケットがありますので、これを活用して配線しました。(下の写真の赤いケーブルの繋がってるコネクターです。)
アクセサリ電源ソケットへの配線が完了して、一度、暖かくなるかチェックしました。ここでも無事暖かくなりました。
なお、ハンドル付近のケーブルを少しでもスッキリさせるため、アクセサリ電源からの接続で不要となるヒューズボックスは切り離したうえで接続しています。
配線できたら、クラッチ側のグリップヒーターを取り付けます。
まずは左右ハンドル幅を測って位置決めしてから、接着剤を使ってグリップヒーターを取り付けます。左側はユルユルなので、接着剤必須です。
次はブレーキ側のグリップヒーターを取り付けて、整線しました。
スロットルパイプは、グリップ部分にあるリブ(線状の突起)をあらかじめカッターナイフで削っておく必要があります。そうでないと入らないくらいキチキチです。
それでも、グリップ側にシリコンスプレーを吹いて、半分くらいまで手で押し込みましたが、腕力では無理なくらいパッツンパッツンです。残りは、ゴムハンマーで叩いて、押し込みました。こちら側は、接着剤は使いませんでした。
そして、外したカバー類を元に戻して終了。
一番作業に時間がかかったのは、整線と、右のブレーキレバーやスイッチボックスの取り付け位置調整ですね。